年を取っていくと、資産をどうすれば子や孫に無理無く引き継げるか悩みます。
そのような問題を持っている方から、「子供に対して家をつくるのはどうだろうか?」と言割れる事が有ります。
どこかで、「家を建てると良いよ、」と言われたらしいのです。
家は、建てれば固定資産税がかかりますが、その分評価も下がるので現金で渡すよりも節税対策になるからです。
しかし、ここには難しい一面が有るので注意が必要です。
では、なぜ両親がお子さんのために家をつくる事が難しいのか?
それは、お子さんの意見が最初に入っていないからです。
お子さんが「家をつくりたい!」と思ってご両親に相談したのであれば、助けてあげる事はとても良い事だと思います。
しかし、ご両親から「家を建ててあげるよ」と言ってしまった場合、戸惑う息おさんも少なく無いのです。
失敗するパターンを見ていると、どうしてもお金を出した人が口を出したがります。
両親からすると、お子さんはいつまでも子供なのです。
そうして出来た家は、実際に住むお子さんたちの気持ちとずれてしまう事が少なく有りません。
そして、お金を出していない人にとっては、思い入れも無い家になってしまうのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
ご両親がお子さんにお金を出してあげる場合、
「家づくりを全てお子さんにまかせ、口を出さない」
と言う事です。
2世帯住宅も似ています。
そのお家に住む家族みんなでお金を出し合う事をお勧めしています。
そうしないと、お金を出していない人は居候になってしまい、住み心地が悪くなってしまうのです。
「私の所は大丈夫だから、」
と言った次の日に、「お子さんと喧嘩した」という電話をいただいた事も有ります。
何も言わずに家を建ててくれると言う事で喜ぶ人もいるでしょう。
ですが、それだけではない事も頭の中に入れておいて下さいね。

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