昨日に続き、「日系アーキテクチャ 2012-4-10」に、とても面白い記事が載っていたのでお伝えします。
北海道江別市にある築28年のお家を断熱しようと言うプロジェクトが有りました。
それも、壁の厚さが55cm!
今までの断熱は、
壁 :100mm
天井:200mm
床 :100mm
のグラスウール10kgをつめていました。
今で言うと、栃木の断熱よりも少し良い位ですね。
これではさすがに北海道では寒いでしょう。
結露も凄かったのではないでしょうか。
それをどのように改修したかと言いますと
壁 :550mm
天井:700mm
床 :600mm
のロックウール65kgにしました。
Q値は0.35。
関東では1を切ると良い方でなので凄い断熱性能を持っている事が分かります。
断熱材の施工には、濡れないようにしなければいけないのでとても苦労したそうです。
写真で見ると(お見せできないのが残念)、まるでお家のまわりにもう一つ分厚い大きな壁を作っているようです。
さて、それではこれだけの工事をやってどのくらいの断熱効果が有ったのでしょうか?
実験が行われました。
期間は、11年12月から12年2月
エアコン等による暖房は行わず、家族の熱に換算して100wの無発光電球を7カ所に置いたそうです。
結果は、さすがに凄い。
外気がマイナス5度辺りを中心に変動する中、室温は15度辺りで安定していたそうです。
総事業費は、太陽光発電等も入れて2300万円
う~ん、内容としては安いと思いますが、今回のようなリフォームであれば新築の方が良いと思いますが、あなたはどう思いますか?
ちなみに、このお家は、実験的な要素も大きいので会社側も負担をしているそうです。