基礎の仕上げはコンクリートですが、中には大量の鉄筋が入っています。

その配筋のチェックはとっても大切なのです。

配置を再確認

まずは配置です。

配筋検査の前に、位置が間違っていないのか確認します。

これ、とっても大切です。

「配置を間違うことなんでないでしょう!」
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

まれ〜に、あるようです。

知り合いの工務店の方から何度か聞いたことがあります。

すごいのは、隣の敷地に作ってしまったとか。
それも、できるまでお施主様も気がつかないとか。
このような事は街中では気がつきますが、町から離れ境界が曖昧なところで起きたようです。

コンクリートを打ってからでは遅いので、再度この時に行っています。

配筋をチェック!

配置を確認したら、配筋を確認します。

幅は正しいか、通りは間違っていないのか、鉄筋の間隔は正しいのか、などなど幾つのも項目があります。

写真を見ると、鉄筋の下にコンクリートのブロックのようなものがありますね。
これは、鉄筋が地面につかないようにするための物です。

鉄筋が地面に着いてしまうと染み込んできた水で錆びてしまうので、そのような事が無いように余裕を持たせています。

鉄筋コンクリートが強い理由

鉄筋コンクリート構造は、なぜ強いのでしょうか?

それは、鉄筋とコンクリートの絶妙な組み合わせにあります。

強度

まずは、それぞれの強度について考えてみましょう。

コンクリートは、圧縮に強い材料です。

鉄筋は、引っ張りに強い材料です。

この2つを組み合わせることで、圧縮にも引っ張りにも強い構造ができるのです。

耐久性

大きな欠点として挙げられるのが鉄筋の錆びです。

そこで、コンクリートの登場です。

コンクリートは、アルカリ性なのです。

ですので、圧縮に強いアルカリ性のコンクリートで、引っ張りに強い鉄筋を守ってあげています。

ただし、コンクリートは固まると収縮して表面に小さなヒビが入ってしまいます。
ヘアークラックと呼ばれますが、これを完全に防ぐことはできません。

そこで、ヘアークラックの影響が無いくらいコンクリートを厚くします。

基礎に使われている「鉄筋コンクリート構造」は、このように絶妙な組み合わせで出来ているのです。

鎮物

地鎮祭の時に、神主さんからいただくのが「鎮物」です。

これは、基礎工事をする時に、基礎の下に埋め込みます。

忘れないように、しっかりとおさめておきました。

チェックが多い、基礎工事

基礎工事で間違えてしまうと大変なことになってしまいます。

そのようにならないためにも、基礎工事の時には何度もチェックが入ります。

また、この配筋検査は、第三者機関の検査も受けています。

このように、何度も検査を受けるので安心して家づくりが進められるのです。

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