吹き抜けについて、「一見魅力的だが実は問題だらけ」と言う記事が「日系アーキテクチャ 2012-4-10」に掲載されました。
どういう事かと言うと、吹き抜けは何の対策もしないととても住みにくい家になってしまうと言うことです。
多くの方がおっしゃいますが、
冬は、1階が寒い。エアコンの効きも悪い。
夏は、2階が熱い。特に天井付近が熱い。
と言うことです。
例えば、吹き抜けの部屋にあるエアコン。
天井のある部屋と違い、エアコンの暖かい空気が床までとどきにくいのだそうです。
ファンヒーターは、暖かい空気が真上に上昇してしまいます。
床暖房は、全体的に暖まり良いのですが、暖まるまで時間がかかり、ランニングコストも費用がかかります。
また、吹き抜けに階段が有る時にもある特別な現象が起きます。
これは、吹き抜けに限らずリビング階段の際にも起こりやすいので注意が必要です。
その現象とは、コールドドラフトと言って、上に有る冷たい空気が階段を伝って流れ落ちてくる現象です。
実験では、床の温度が26.3度も有るのに、床上10cmの温度が18.9度しか無いそうです。
足の裏は暖かいのに、足首辺りが冷たいと言うのでは、気持ち悪いですね。
それではどのような対策をとれば良いか、というと吹き抜けの天井部分にシーリングファン(大きな扇風機みたいな物)を付けて、暖かい空気を下に下げてあげると良いと言っています。
また、リビング階段のコールドドラフト対策も、1階階段部分に建具を付ける事を勧めています。
両方とも、私がお客様にお勧めしている方法です。
私の考えが間違っていなかったと言うことで、ホッとしました。
コールドドラフト対策に関しましては、2階にエアコンを付け2階を暖めると言う考えも有るようです。
でも、電気代を考えるとなかなか勇気がいりますね。
吹き抜けはとても気持ちがよい空間です。
しっかりと対策をすれば、その空間を快適に過ごす事も出来るんですよ。

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