今まで南相馬を視察するときは、地元の玉川さんに案内していただいていました。
今回は、私一人だけで走ってみたいと思い、単独で行動していたのです。
が、そこでとんだハプニングです。
場所は、昨日お知らせした原発から10kmの地点。
警戒区域です。
簡単に言うと、まわりに人がいない場所です。
家も、津波に流されてしまっている、そう言う場所です。
そんな場所で、まさかの「脱輪」
ヒエ〜〜〜!、やってしまいました。
なれていないバンだったので、運転席の反対側が見えなかったんですね。
待っていても仕方が無いし、押してもびくともせず、と言うわけで「JAF」に電話しました。
電話に出てくれたのは、女性の鈴木さん。
とても落ち着いて話しを聞いてくれました。
それにしても今のJAFは凄いですね。
携帯のGPS機能を使って、大まかな場所を特定してしまうんです。
1時間程でしょうか?
待っていたら助けに来てくれました。
まだ20代前半の感じの渡部さんです。
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あ〜、これはちょっと大変かな、と言ってさっさとクレーンで吊り上げて下に材木を敷いて救出。
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無事、脱輪から復帰しました。
時間は15分くらいでしょうか?
細い道の場所の上に暗くなっていたので、広い道路に出るまで誘導してくれました。
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私は、タスマニアやニュージーランドを車で1週した経験が有るので慣れているつもりでしたが、まさかの脱輪でした。
油断禁物ですね。
さて、なぜこんな事を紹介したと思いますか?
黙っていれば、誰にもわかりません。
理由には訳があります。
この時に気が付かされた事。
それは、福島で何度か支援活動をさせていただき、色々と迷惑をかけてた事も有りましたが、福島の人は皆さん優しかったと言う事。
いやな思いをした事が無い。
この辺りも、JAFの人からすればあまり来たく無い場所だったはずです。
それでも、
「この辺りでは、支援活動している人に呼ばれる事が多いんですよね、」
と言ってニコニコしながら助けてくれました。
皆さん、何か背負っている事が有るはずです。
この渡部さんも、鈴木さんも。
ナゼこんな恥ずかしい事をブログに書いたのかと言えば、
そんな、福島の優しさをあなたに伝えたかったからなのです。

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