先日の見学会、寒い中でも沢山のかたに来ていただきました。
ありがとうございました。
ところで、この寒い時期に工事中のお家、さぞや寒い見学会だったろう？
と思われた方もいらっしゃったのではないでしょうか？
そこで実際に、どのような暖房を利用して、どの位の暖かさであったのか、を報告します。
見学会会場の理想的な暖かさは、上着を着て寒い外から入って来たお客様が、上着を脱がないでも快適に過ごせる温度です。
上着が荷物にならないようにですね。
断熱の工事は、だいたい終わっていますが、まだ隙間が少しあります。
１階から２階まで内壁は全くなく、１階の暖かい空気は階段室を通して２階に全て上がってしまう、と言うとても厳しい状況です。
内壁も無く、玄関ドアからの冷気も直接入って来て建物を冷やしてしまう環境です。
１階の床面積：２２.５坪　４５畳
２階の床面積：１５.５坪　３１畳
合計　　　　：３８.０坪　７６畳
【１日目：２６日】
このお家で初めて暖房が入る日です。
この時に利用したのは石油ファンヒーター２台。
１号：５.６９kw　
　　　木造１５畳対応
　　　コンクリート２０畳対応
　　　数年前に購入したため、この性能が出ているかは不明。
２号：３.１９kw
　　　木造９畳対応
　　　コンクリート１２畳対応
　　　昨年購入
１号、２号合計で、木造では２４畳しか対応出来ないとなっています。
有効面積としては、３１.５％です。
コンクリートでは３２畳
有効面積は４２.1％です。
約２０組のお客様が来ていただいていますので、最低限４０回は玄関が開いて冷気が入って来ています。
他に、お子さんが何度も出入りして玄関ドアを開けていますが、未知数ですね。
気象庁発表気温　最低温度：-２.８度（５時）　最高温度：５.１度（１２時）
お昼過ぎには、ファンヒーターの温度計で、部屋温度は２０度まで上がっていますが、少し寒く感じました。
お家がまだまだ暖まっていなかったと言う事と、２階からの冷気がかなり落ちて来たと言う事が考えられます。
【２日目：２７日】
２日目は、石油ファンヒーターの３号が入りました。
３号：５.６５kw
　　　木造１５畳対応
　　　コンクリート２０畳対応
　　　昨年購入
それでも、木造への対応は３９畳分。
有効面積は５１.３％。
半分をやっと越えました。
コンクリートで５２畳分。
有効面積は６８.４％。
となっています。
約３０組のお客様が来ていただいていますので、最低限６０回は玄関が開いて冷気が入って来ています。
２日目も、お子さんが何度も出入りして玄関ドアを開けていますので、回数は未知数ですね。
気象庁発表　最低温度：-２.２度（７時）　最高温度：６.３度（１４時）
相変らず、２階まで筒抜けの状態です。
少し不安になりながら、の見学会。
ところが、お昼頃には部屋の中はとても暖かくなっていました。
上着を脱ぎだした方もいる程です。
私も、うっすらと汗をかき始めます。
暑すぎです。
少し、窓を開けたりして。
ファンヒーターが表示している温度は２０度。
ここで注目したいのは、ファンヒーターが示していた部屋の温度は、昨日も今日も２０度だったと言う事です。
同じ温度を表示しているのに、ナゼ？今日は暖かく感じるのでしょうか？
ファンヒーター自体、強力に動いているわけでは無いのですが、、、
推測ですが、お家全体が暖まったので、変な冷気が落ちてくると言う事も無かったのでしょう。
この、お家が暖まると言うのはとても大切です。
内部の空気だけが暖まっても、快適にはなりません。
来ていただいた方にはお分かりになったと思いますが、足元がヒンヤリする、と言う事も感じませんでした。
そのためか、皆さんとの話しは長話になってしまいました。
このとても暖かい状態は見学会の終了時間５時過ぎまで続きました。
外には、まだ溶けていない氷があると言うのに。
今回の見学会では、測定するつもりは無かったので測定器を持って行かなかったので正確な温度は測りませんでした。
表面温度計で各部の温度を測定すると、もっと面白かったかもしれません。
それでも、このお家は一般的に言われている暖房能力以上の断熱性能を持っている、と言う事を実感させていただきました。
２月には、新築のお家を見ていただきます。
寒い日だと、良いですね！
あなたも、暖かさを体感しに来てくださいね。