1944年頃、オーストラリアに有ったというカウラ捕虜収容所について、TVドラマを興味深く見ました。
実をいうと、私は10年以上前にオーストラリアを1周した事が有り、「地球の歩き方」は相当読み込んだつもりでした。
でも、シドニーの近くにまで日本兵がきていた事を初めて知り、驚かされました。
私が旅行中に日本人の跡や、戦争を感じたのは、もっと北にあるダーウィン辺りまで。
戦時中の食料庫の倉庫がトンネルとして残っている所を見に行きました。
向こうのひとからは、冷ややかな目で見られた事を覚えています。
ただしその時も、日本からこんな所まで来ていたのかと驚かされた物です。
実際には、もっと南の方にまで来ていた、または移動させられていたとは。
ただし、気候は悪く無かったでしょう。
寒くもなく、暑くもなく。
タスマニアに有る刑務所や、アウシュビッツの収容所も見ましたが、それらよりもずっと環境が良かった事は想像されます。
現在もこの町には日本庭園や、SakuraAveという通りも有るそうです。
もしかしたら、自分たちを殺していたかもしれない敵兵にまで、このような事をするということは、もっと色々な事が、この町と日本兵との間には有ったのかも知れません。
gooleMapで見ると街の様子が分かります。
東に真っ直ぐ行くとシドニーです。

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