私が花粉症をもらいにいく病院は、鹿沼市の籾山にある通称「秋葉さん」という病院です。
この病院には、幾つかのマンガが置いてあります。
その中の一つがこの「ブラックジャックによろしく」でした。
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このマンガ自体は読んだ事は無かったのですが、なんとなく病院関係のマンガだろう、くらいの知識でした。
病院に置いてある病院のマンガってどういう物なんだろう、くらいの意識でした。
このマンガを無料で読む事が出来るようになったとiPadを見ていて発見。
最初は、1巻だけ読ませて後は有料と言うお決まりのパターンかと思っていました。
が、1巻だけではなく、2巻も、3巻もダウンロードできるんです。
結局、試したら全13巻、ダウンンロード出来ました。
理由は、作者が著作権をフリーにし、あらゆる2次利用まで自由にできるとしたらしいのです。
   (ウィキペディア調べ)
この情報を信じて、表示の絵を掲載しました。
通常は、こんな事出来ません。
一番驚いたのは、このマンガの内容でした。
多くの人が遭遇する可能性の有る、非常に難しい病気や生き死にに対する考えを、しっかりと描いています。
多くの漫画家は、あまりにもシビアすぎるので手を出さない内容でしょう。
 子供が生まれた時に、障害を持っていたら?
 ガンは告知すべきか?
 精神科は?
など、多くの人が語らなかった事をマンガを通してわかりやすく考えさせてくれます。
あくまでもマンガですから、こんな事無いよ、と言う人もいると思いますが、ただそれだけでは済まされない内容でした。
私が一番共感できたのは、「癌医療編」です。
私も母をガンで無くしています。
その時に、母の死に対して有る答えが出ました。
その答えは、この「ブラックジャックによろしく」と同じような考え、感覚だったのです。
どのような事であったかはネタバレになるのでここに書く事は控えさせていただきます。
あなたも読んで確認して下さい。
下のホームページから読む事が出来ます。
http://mangaonweb.com/creatorOCCategoryDetail.do?action=list&no=2&cn=1
iPadからは専用のAPPで読む事が出来ます。
それにしても、日本にはこんなに硬派でしっかりとしたマンガが有ったと言う事に驚きました。
映画が好きで、学生の頃「淀川 長治」さんの講演でこのように聞きました。
「良い映画は、人をやさしくする」
このマンガには、まさしくこの言葉が当てはまります。
これだけの素晴らしい作品を公開した作者に敬意を表します。
ぜひ、読んで下さい。

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