さて、「スマート契約」という言葉を知っている方はどれだけいるでしょうか?
こんな事書くくらいですから、知らなくても普通ですのでご安心ください。
あっ、安心してはいけません。
この中身を知らないとこれからの電気代は大きく変わってしまいます。
注意してくださいね。
「 スマート契約 」とは、基本料金の決め方
下の図を見てください。
電気代の内訳が書いてあります。
1735.jpg
電気代には、基本料金が必要です。
「スマート契約」では、この基本料金の計算の仕方が変わるのです。
今までは、簡単に言うと契約の「アンペア」数で基本料金は決まっていました。
ところが、この「スマート契約」では、電気を使用した量で決まってくるのです。
ある意味、実態に即しているので良いように聞こえますね。
ところが、そうで無くなってしまうこともあるのです。
下のグラフは、東京電力がHPで説明に使っているグラフです。
1731.jpg
よくわかりませんね。
そこで、簡単に説明します。
これからは、30分単位で、電気の使用量を測定します。
その30分単位での使用量で一番多く使った電気を、
それから1年間の基本料金の算定に使うのだそうです。
「う〜〜む、」という声が聞こえてきそうなので、
極端だけれども、あるかもしれない例で説明します。
空き家がありました。
ある寒い冬、そのお家に行きました。
今まで住んでいませんでしたからとても寒いお家です。
「寒いよ〜、」と全室のエアコンを一気に付けて1時間。
お家はなかなか温まらず、「スマートメーター」ギリギリの100Aの電気を使っていました。
1時間もすると用が終わって帰ります。
それから、そのお家には誰も行きません。
さて、この場合の基本料金はどのようになるでしょうか?
そうなんです。
100A分の基本料金がその後1年間かかってしまいます。
あくまでも例ですので「電気解約しろ!」とか野暮なことは言わないでくださいね。
言い方を変えると、ずっと使っていないと、基本料金も安いままになります。
ポイントは「ピークの電気使用量が基本になる」
と言うことです。
平均でもありません。
これは、消費者に電気の使い方を意識してもらうためとか、とか、、、、
上手に使うと電気代が安くなるそうです。
注意したいのは、これからは電気の制限が100Aになっていることです。
今までは60Aでブレーカーが落ちていましたが、
これからは落ちずに自分で管理しなくてはいけません。
例えば、家族5人で家に帰って、各部屋に入り一斉にエアコンをつけると電気を多く使いますね。
今まではブレーカーが落ちることがありましたが、これからはありません。
その代わり、それから1年間の電気の基本料金が上がってくれるのです。
ヒェ〜〜〜〜〜、、、、、
電気を多く使うのは、エアコンの電源を入れた時が多いと言われています。
それを減らすにも、外出時にもエアコンの電源は切らずに
基本の温度設定を少し上げるとかしておくと良いようです。
それでも、昔の癖で切ってしまうんですよね。
頭ではわかっているのですが。
「HEMS」(ヘムス)と言うシステムがあり、
各設備や部屋の消費電力を表示してくれる設備もあるのですが、
10万円以上するのでまだまだ普及には至っていません。
こんなに難しいことしなくても良いので、
今のトータル消費電力をわかりやすく表示してくれるシステムが普及すると良いですね。
今も安いものですと1〜3万円くらいからあるようですが、
消費電力を数字で表示するのでその度に見なくていけません。
信号のように、登録した電力でランプが光るようになるとわかりやすくて良いですね。
電気の使い方もどんどん変わってきます。
あなたも、変わらなくてはいけませんよ。

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