新しいお家に住み始めると、
一生懸命お打ち合わせをした事など忘れてしまうのかも知れません。
それはそれで、良いと思います。
とにかく、快適に楽しく過ごすことが大切ですから。
しかし、20年も過ぎると、お家を直したくなってくるようです。
子供達も家を出て、家族構成も変わるためです。
そこで、リフォームを考え始めます。
時には、間取りまで変える事もあるでしょう。
そんな時にあると良いのが「お家の図面」です。
「確認申請」の図面など、取ってあるととても良いですね。
しかし、いざリフォームをする時に図面を探してみると、
「図面が見つからない、、、」と言うことが少なくありません。
そもそも、図面を渡していない、という会社もとても多いのです。
ここで言っている図面とは、下の写真のような物です。
左が詳細図で、右が電気配線図です。
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リフォームをする時に、もっと役にたつ、あると助かる図面がこれです。
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この図面は、構造図(梁伏せ図)と呼ばれています。
一般的には、柱が注目されていますが、お家の床は「梁」で構成されています。
ですので、この梁を知ることが出来る図面はとても大切なのです。
しかし、この図面を渡していない会社が多いのです。
特に、大手の建築会社は、この図面自体がマル秘のように扱って出したがりません。
なぜ、そんな事を知っているのかというと、
私が以前勤めていた大手住宅会社が、そうだったからなのです。
万が一にでも構造図をお施主様に渡してしまうと、始末書ものでした。
これほど大切な図面を出したがらない理由は何なのでしょうか?
それは、リフォームを自分の会社だけでしようとするからなのです。
大切な図面がありませんから、他のリフォーム会社に相談はしにくいのです。
将来的な囲い込みになるわけですから、住宅会社にとっては都合がいいのですね。
特にプレハブの鉄骨系のお家は、他社が手を入れるのは、とてもリスキーです。
では、図面をお施主様に渡すということは、お施主様にとってはどうでしょうか?
この構造図があれば、お施主様はいろいろな会社にリフォームを相談しやすくなりますから、
価格も比較出来、お施主様にとってはとても都合が良い事になります。
ですから、住宅会社を選ぶときには、どのような図面を渡してくれるのかも確認してください。
特にあると良い図面は、
・確認申請図書
・平面詳細図 :少なくとも50分の1の大きさ
・矩計図    :お家の断面図のような図面
・構造図    :伏せ図
です。
他にも家づくりにはたくさんの図面がありますが、
しっかりと製本されていると保存もしやすくて良いですね。
1月30日(土)と31日(日)、2月1日(日)に
この図面と、実際の構造を見ることができる見学会を開催します。
お家の構造をより理解でき、家づくりが面白くなる見学会です。
ぜひ遊びに、学びに来てくださいね。
詳しくは、下記のHPをご覧になってください!
http://www.shome.co.jp/News/event.html

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