昨年末に事業を停止した宇都宮の工務店、未だに進展がないようですね。
昨日の朝日新聞・栃木面に出ていました。
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12月以降、社長も行方不明と言う事で弁護士会が2月20日に無料電話相談会を開催しました。
「実際に、そんなにいるのかな」と私は思っていたのですが、
その日だけで33件の相談が来たようです。
代金を支払ったのに、未着工や工事途中の人もいるようですね。
工事が止まっていると、それだけのように思われるかもしれませんが、
もう一つ困ったことが起きます。
それは「つなぎ融資」の返済です。
足銀などは「つなぎ融資」を使いませんので大丈夫なのですが、
工事期間中の短期融資である「つなぎ融資」を使った場合、
工事が完了するまでその利息が発生してしまうことになります。
このつなぎ融資は利率が高いので、返済額も少なくないのです。
もう一つ、私も知らなかったのですが、
あの会社は「家賃保証」が含まれるアパートもやっていたのだそうです。
その期間30年間。
そんなアパート工事中の方もいらっしゃいます。
この方は、支払いは発生しているけれど、収入は「0」。
さすがに、かわいそうですね。
県弁護士会としては、
「詐欺容疑での告訴に向け、弁護団を組む可能性はある」
と言っているそうです。
30人ほどいる社員さんも、戦々恐々としているのではないでしょうか?
会社の責任は最終的には社長にあるのですが、
多くのお客様は営業担当などの社員さんを信用して契約することも多いのです。
「あの○○さんを信頼したのに!」
となってしまいますね。
社長がいなくなっても、社員が引き継いで
とにかく工事を終わらせる、と言う話は何度か聞いた事がありましたが、
残念ながら今回はそのような話にもなっていないようです。
先日、大手の調査会社が当社の状況を聞きに来たので
その時にこの会社の事を聞いたのですが、
今の所 「 最悪の状態 」 だそうです。
実は、このような話は前回の見学会でも話題になりました。
ある方からのご紹介の方でした。
「エスホームは、大丈夫だと思いますよ。
 それに、○○さんが紹介してくれるぐらいですから、」
と説明をさせていただきました。
その○○さんとは、当社の経営状況をよく知っている方なのです。
○○さんはお仕事上、たくさんの建築会社とお付き合いのある方で、
ここに書くと迷惑をかけてしまうので書きませんが、
○○さんを知りたい方は、直接聞いてくださいね。
当社もこのような事が無いように、良い時でも緊張感を持っていきます。
参考文献:朝日新聞 朝刊 2016年3月5日 栃木面

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