お家の中で薪を燃やして温める暖房器具を「暖炉」と呼ぶ方がとっても多いですね。
しかし、最近は「薪ストーブ」が多く使われています。
「暖炉」と「薪ストーブ」には明確な違いがありますので、ご紹介します。
暖炉は、壁に埋め込まれていて塞がれていない
下の写真は、池袋にあるフランクロイド・ライトが設計した「明日館」のホールです。
奥にあるのが暖炉。
大きくしてみてみましょう。
この暖炉は大谷石で作られています。
壁に埋め込まれて、煙突は壁の中を上に伸びています。
サンタクロースが入ってくるのは、このタイプですね。
しかし、火が露出しているので、今となっては少し危険です。
明日館では、年に数回火をつけているそうです。
フランクロイド・ライトの時代は、暖炉が主流で煙突の工夫も相当していたみたいです。
まるで、煙突がない様な暖炉もありました。
薪ストーブは、火が露出しない
最近使われているのが「薪ストーブ」です。
本体が、壁から離れていて、火が鋳物やガラスに囲まれています。
囲まれた中で燃焼しているので、比較的安心です。
燃え方もコントロールしやすいので、燃焼効率も高くなります。
お料理もしやすくて、上の写真の左にある丸いものは、ピザを焼くための物です。
下の写真も、薪ストーブです。
壁には大谷石を貼りました。
薪ストーブのメーカーは、海外製から日本製まで様々です。
お料理を本格的にできるタイプもありますので、調べてみると面白いですよ。
光熱費が安くなるという物ではないのですし、火を点けたり管理するのには手間がかかります。
それでも、ユラユラ燃える火を見ながらのお酒を飲んだり、楽しみが増えますよね。