日経ホームビルダー2013-3号に、
「蓄熱暖房を入れたのに、部屋が暖かくならない、」
という記事が掲載されています。
実は、このような話しはたまに聞くことが有ります。
あっ、先に説明しておけば、当社のお客様にはいらっしゃいません。
お客様のお友達の話しです。
当社の荒川君の知り合いのお家も、蓄熱暖房を入れながらファンヒーターを付けていたそうです。
もちろん、1〜2年前に建てたお家ですよ。
ちょっと、不思議ですね。
まず考えられるのは、断熱材が不足していることと、断熱材の入れ方。
特に、断熱材の入れ方は重要で、計算値以上の差が出てしまいます。
一度つくってしまうと、これらの補修は大変ですね。
もう一つは、最近多いリビング階段。
リビング階段と言うと、リビングから階段が見えて、明るくて、広くなって、オシャレ!と言うイメージが有りますね。
ところが、暖房と言う点から考えると、リビングから丸見えのリビング階段はとても難しいのです。
理由は、階段から暖かい空気が2階に上がってしまい、2階に有る冷たい空気が1階に下りて来てしまうからなのです。
その結果、1階の床当たりには冷たい空気が溜まり、上の方は暖かい空気が溜まる、その結果不快感が増えてしまうとともに、温度を上げても暖かく感じられなくなってしまうのです。
対策としては、階段の前に建具を付けるとか、2階の廊下にエアコンを付けて暖める、と言う方法が有ります。
2階の廊下にエアコンは、もったいなくて私は出来ませんが、、、
また、蓄熱暖房は夜間暖めておいた熱を昼間に放出するので、昼間に窓を開けたりすると効果が落ちてしまうことも有ります。
どんなに、良い断熱材や暖房を入れても、その効果がしっかりと出る様な断熱施工や、間取りの工夫が無くては効果は期待出来ません。
あなたも、注意して下さいね。

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