2月にも、2回に分けて行った「木造軸組構法住宅の許容応力度セミナー」、
あれは、入門編でした。
今回は、それらをもっと詳しくしたセミナー。
2日連続で開催されました。
内容は、、、
簡単に言うと、在来木造建築の構造計算の方法、講習会です。
演習も結構あり、大学の時以来?と言うくらいに授業として計算式を教わり、
実際に計算の演習をしました。
下の写真は、偏心率の考え方です。
偏心率
簡単に説明しますと、
家のバランスをとるための中心である重心0と、
家の構造耐力壁(強い壁)の強度の中心である剛心G、
この2つがなるべく近いと、お家はきれいに揺れてくれて、
倒壊しにくくなります。
この重心と剛心2つが離れていると、
剛心を中心にしてお家が回転するように揺れてしまい、
倒壊しやすくなってしまうのです。
木造では0.3以下、鉄骨造などは0.15以下、と定められています。
通常の設計ではここまで求めるのは必要ないのですが、
私が構造を考えるときには、必ず検討する数値です。
下の写真は、
柱の座屈と、屋根が受ける風圧力の説明です。
オイラー
建物は、構造計算をするときに、大きく2つの力について検討します。
一つは、地震力、もう一つは風圧力です。
風が当たって柱が折れる、そんな事が無いように検討します。
屋根も、飛んでいかないように、検討するのです。
実際には、ここまでやることはまずないのですが、
基本を知っておく事は大切ですね。
構造の専門の方がたくさんいる中、
一緒に学ばせていただきました。
とても楽しかったですよ!

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