安藤忠雄さんと言えば、
建築に全く興味がない方でも
名前ぐらいは聞いた事があるのではないでしょうか?
住宅から、商業施設、美術館に宗教建物まで、
世界中で幅広く活躍されている建築家です。
現在「新国立美術館」で「安藤忠雄展 挑戦」が開催されているので行って来ました。
と言っても、2週間ほど前の雨の時に行ってきました。
実は、この雨の日に行くと言うのがポイントなのです。
その理由は、後ほど、、、
写真を撮れる場所は3ヶ所のみ。
その一つが、この入り口です。
DSC01765.jpg
安藤さんと言えば「コンクリートの打ちっぱなし」が有名ですが、
入り口も打ちっ放し風に作っていますね。
初期の頃で、一番有名なのが「住吉の長屋」です。
写真は掲載できないので、調べてください。
沢山の写真が出て来ますよ。
その時の、図面の原本が展示してありました。
驚いたのは、その図面のキレイな事。
何となく、安藤さんと言えば高卒でボクシングをやっていて、
とても親しみやすく話すその姿からは、
ガサツに見えてしまう所もありますが、
図面からは全く違った繊細さを感じさせてくれました。
ちなみに、安藤さんの住宅と言えば、
快適性は無視しているのが特徴です。
住吉の長屋自体、とても小さなお家ですが、
雨の日にトイレに行くのでさえ、一度外に出て傘をさしていかなくてはいけないと言う、
使いにくさ。
私が大学で「やってはいけない」と教わった事がてんこ盛りです。
安藤さんは、今でも自分が設計したお家に住んでいる人を
「尊敬します」
と言っているくらいです。
ファッションデザイナーのコシノジュンコさんも安藤さんの家に住んでいたそうですが、
冬は寒くてスキーウエアを着ていなくては過ごせないと言っていたほどです。
このような事を気にしているのか、していないのかわかりませんが、
それだからこそ、自由な発想で、面白い、ダイナミック、
かつ繊細な建物を設計する事が出来るのですね。
ちなみに、安藤さんは「東京大学の特別栄誉教授」までされています。
高校しか卒業していないので、頼まれた時には悩んだそうです。
今回の展示会の目玉は、
何と言っても「光の教会」です。
この建物も、安藤さんの代表作。
ただ凄いのは、
その教会を、実際に美術館の隣に、
今回の展示会の為だけに作ってしまったのです。
建築費用で6000万円程かかったとか。
それでも作ったのは、
「実物を見る事が大切」
と言う思いからだそうです。
見学する時には、550円で音声ガイドも借りられます。
安藤忠雄さんご自身の声で説明してくれるので、オススメです。
今回は長くなってしまったので、
次回「光の教会」を紹介します。
写真も、沢山撮ってきましたよ!

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