前回に引き続き、新国立美術館で開催されている「安藤忠雄展 挑戦」について、です。

今回は「光の教会」。

有名な建築でも、実際に見ようと思うと、なかなか見る事ができません。
私も学生の頃に建物を見て歩きましたが、
警備員に注意される事何度か。

皇居周りの建物では、警察さんにも睨まれます。
中に入ってゆっくり見学できる建物は、なかなか有りません。

そこで、今回の展示会の目玉として、安藤忠雄さんが6000万円もかけて代表作である「光の教会」を、美術館の隣に作ってしまいました。

安藤忠雄さんが、お金を出したらしいです。

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書くのは簡単ですが、実際に作るとなるとそう簡単では有りません。

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この、思いっきり足場の階段を上って行きます。

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そして、入ると、この雰囲気です。

教会と言うと、ステンドグラスや、装飾に宗教画を思い浮かべますが、そのような物は全く有りません。
見えるのは、奥に見える十字架のスリットと、右にある隙間だけ。

それだからこそ神秘性を感じる事が出来るのだと思います。

ちなみに、上の写真はまるで白黒ですが、カラーで撮っています。
それだけ、シンプルに作っているのですね。

この建物は、オリジナルとは少しだけ違っている所があります。
それは、安藤さんが本当はこうしたかったと言う所があったのですが、クライアントさんに反対されて、実現しなかった所なのです。

それがわかるのが下の写真です。

DSC01743 (1)

雨が降っていたので、教会の中まで雨が吹き込んでいる事が、床が濡れている事でわかります。

今回の建物には、十字架や右の隙間にはガラスが入っていません。
安藤さんとしては、雨の時も、雪の時も、寒い時も、集まった人達で寄り添って暖かくすれば良いのではないか、と考えたそうです。

ですが、現実的には寒いのは無理、と言うことになりガラスを入れたのです。

確かに、今回の建物と、オリジナルを比べると、美しさでは、今回の建物の方が上ではあります。

簡単に言ってしまうと、オリジナルは、ガラスの枠がカッコ悪いのです。
線が多すぎる、と言うのでしょうか。

教会の反対側、入り口側は、このようになっています。

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ぐるっと回って、外観から十字架を見て見ました。

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正面からは、こうです。

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左下にある変なのは、傘を持っている私の手?かな?
人が少ない時に見たかったので、オープン時に他の展示物を身もせずに、この「光の教会」を見に行きました。

そのおかげか、人も少なく見る事ができました。
が、ゆっくりしていると
「写真を撮りたいので、、、」
と、どいてほしいと言われてしまいました。

私も写真を撮っていので、あまり言えませんが、写真を撮りまくっているのも困りものですね。

安藤さんも、
「写真を撮ったらすぐに出てくる人がいるけれど、ゆっくり見てほしい」
と言っています。

皆さん、インスタとかにUPするのでしょうか?

今回も長くなってしまったので、
「安藤忠雄展 挑戦」、次回3回目に突入します!

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