随分と時間がかかってしまいましたが、
社員研修で行った長崎も、今日で終わりです。
今回は、最後の、そして今回の目玉!「 軍艦島 」です。
私も、小学生の頃からでしょうか、軍艦島を知っていました。
その名前から、そして島の事を知れば知るほど、一度行ってみたいと思っていたのです。
軍艦島は、沖合にあってなかなか行けないところかと思っていましたが、
調べてみたら、それほどでも無いとのこと。
今回チャーターした船はこちらです。
なんと、福山雅治も乗ったというこの船。
本当は、チャーターしたわけでは無いのですが、
当社スタッフしかいないので、必然的に貸切です。
長崎の港からですと、200人乗りくらいの大きな船が出ています。
波も結構あり、ザップンザプン言いながら、軍艦島へ向かいました。
今回利用した港から軍艦島へは10分くらいで着いてしまいます。
上陸する前に、軍艦島を一周してくれて、軍艦島と呼ばれるようになった島影を見せてくれました。
確かに、これは軍艦に間違えそうですね。
ちゃんと、砲塔っぽいのもあったりして。
まずは「軍艦島」の基礎知識。
軍艦島は、もともと石炭を掘り始めて、街が出来て、都市になりました。
多い時には、5000人以上が住んでいたそうです。
ここで働いた人の収入はよく、一般の方の数倍の給料があったようです。
そのため、島の人は最新の電気設備などをいち早く購入していたそうです。
石炭を掘った深さは1000m、2000m程の距離まで掘ったそうです。
完全に海の下なのですが、怖くなかったのでしょうか。
上陸する場所あたりは、台風で防波堤が壊れたりしている場所。
その近くには、昔作られた防波堤が残っています。
写真の、四角い石が組んであるのがそれです。
これを組んだ頃は、鉄筋コンクリートの技術が無くて、
石と粘土で組んだそうです。
それも、特殊な組み方をするために、専門の職人さんを呼んだとか。
今でも残っているのが、見事ですね。
少し歩くと、おなじみの景色が見えてきます。
台風の時には、波があの山の上の方までかかったと言いますから、
台風の影響は凄かったのでしょうね。
最近では「進撃の巨人」の撮影にも使われたという、
まさに廃墟です。
この中にも行ってみたいと思いますが、
いつ崩れてもおかしくないということが、よくわかりますね。
見学できる場所は、限られていて、島の比較的平坦な場所のみです。
安全を考えれば仕方ないですね。
みんな、説明を真剣に聞いています。
結構、真面目なのです。
写真の奥に見えるのが学校と幼稚園です。
大きな学校です。
生徒さんも多かったのですね。
手前左は、ベルトコンベヤーが通っていて、石炭を運んでいたようですね。
軍艦島では、断崖のコンクリートの壁を緑色に塗っていたこともあるそうです。
今は緑に覆われているこの島も、昔は緑が全くなく、崖をペンキで塗ったのだとか。
写真でわかりますか?
今でも少し残っています。
あれ、この崖をペンキで塗るって、どこか隣の国でもやっていましたね。
報道などでは冷やかしていましたが、日本も同じことをしていたのですね。
意外でした。
今回説明してくれたのが、このオジさん。
とっても詳しいとみんなで感心していたら、この方も昔はここで石炭を掘っていたのだそうです。
写真も残っていて、ピンク色の点のある人が、このオジさんです。
一度行ってみたいと思っていた軍艦島。
じっくりというわけにはいきませんでしたが、やはり実物を見るのは良いですね。
軍艦島の本は、事務所に置いておきますので、
読みたい方は声をかけてくださいね。
今年の社員研修は、なんと3日間も引っ張ってしまいましたが、
とても為になった3日間でした。
さて、すでに来年はどこに行こうと話しているのですが、
昨年は「黒部ダム」に行き、今年は「軍艦島」に行ってしまいました。
もう行くとこない????
どこか、オススメがあったら教えてください。