建築士定期講習 終了
建築士には3年に一度の研修が必要です。
1級でも2級でも、全部の建築士が受けなくてはいけません。
講習といっても、ただ話を聞いていればいいというわけでもなく、最後に考査と言う試験もある、結構こだわりのあり講習なのです。
この講習を受ける期限が、今年の3月までだったので昨年12月に受けたのですが、その修了書がやっと届きました。
受験実績を見ると、ほぼ100%の方が合格しています。
この「ほぼ」というところがポイントで、まれに合格しない人もいるようです。
ほぼ100%とか言われると、余計に緊張してしまいます。
問題も、決して簡単な内容だとは思えないからです。
今年は法律も変わり、そこから出されていた問題も多かったのです。
講習が厳しくなった原因
以前の講習は、講演を聞くことがメインでした。
その時々の時事ネタがあり、とても役に立っていました。
ところが、ある事件がこの状況を変えてしまったのです。
ある事件とは「姉歯事件」です。
もう忘れたり、知らない方も多いかもしれませんね。
10年ほど前になりますが、建築士が構造計算をいい加減に行い、マンションなどの大きな建物が何棟も建て替えすることになりました。
当時の社会問題になった、と言っても過言ではありません。
それ以外にも、細々と建築士が問題を起こしていることもありました。
毎年何人かの建築士が処罰されています。
大手住宅会社の建築士が処罰されている事が多いのにも驚かされます。
数年前には、鹿沼市の二級建築士が一級建築士と偽っていたことがわかりました。
このような事があると、真面目にやっている建築士が大変な目にあってしまいますね。
私も、まだまだ学ばなくてはいけないことも沢山ありますが、これからも一生懸命に頑張っていきたいと思っています。