岩崎 駿介さんのお話を聞いた事を、昨年の3月にブログに書きました。
私は、恥ずかしながらも全くこのかたを知らなくて、衝撃的なお話を聞かせていただきました。
最近、岩崎 駿介さんがFaceBookをやっている事を知り、読ませていただきています。
さすがに世界を股にかけて活躍されているだけあって、お話のスケールも大きいです。
先日、「まさにこれだ!」と思った事を書いていたので紹介させていただきます。
それが「関係性」です。
人は、誰でも社会的な「関係性」にぶつかる・・・!
数日前に、建築家の松井郁夫さんが、岩崎 駿介さんのお家「落日荘」を訪問したそうです。
その時の話で、女性の方が発言されました。
設計していく中でぶつかる関係性
その女性は、
「設計していく中で関係性、『人々の関係性』にぶつかる」
という事を話されたそうです。
この話、ものすごく理解できます。
と言うのも、私も「家づくりは人生相談」と話す時がよくあるからです。
カッコ良さ、使いやすさや、動線、等も大切ですが、それ以上にご家族が仲良くなれる事が一番大切だという事です。
それを「関係性」と言う言葉で表現されています。
そのまま文章を掲載するわけにはいかないので、私なりに家づくりの言葉に置き換えてみます。
「家という空間には人がいて、その人が安定し、豊かな関係にある時、いい家を設計できると思った。」
「家族仲良く」とか様々な言葉が使われる家づくりですが、「豊かな関係性」という言葉、いいですね。
次のようにも言っています。
こちらも、私なりに書き換えてみます。
家を設計するとき、家族の相互関係、夫婦とか親子の付き合い方が、家の空間に現れてくる。
それだけではなくて、隣の家の人とかご近所に街など、多くの関係性の中にいる。
それら「豊かな社会関係性」ができたときに、「豊かな空間が生まれる」と考えた。
その「豊かな社会関係性」を作れるようにデザインするのが、我々建築家の使命なのです。
それを忘れてしまうかのような家を見ることもあります。
自分だけ良ければいいと言う家。
社会や家族への「思いやり」を持って、家づくりを進める事が、将来にわたっての豊かな家族や社会をつくることになる。
改めて、考えさせられました。
下記のアドレスをクリックすると、岩崎 駿介さんのFBをご覧になれます。
ぜひ、原文をお読みください。
参考文献
岩崎 駿介さんのFaceBook:2019年10月7日