今は、ほとんどのお家で「保険」がかけられます。
期間は10年間です。
以前は「保証」と言っていたのですが、
手抜き工事など社会問題になった事で、数年前から「保険」になり、
ほとんどのお家でつけるようになりました。
これは、お家で何かトラブルがあった時に助けてくれる、と言う保険です。
難しく言うと 「 住宅瑕疵担保履行制度 」 と言います。
実際に動いている組織が、
「国土交通大臣指定
公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター」
です。(以下、支援センターと書きます)
国土交通省が設置した検討委員会の報告書に、
「もっと 住宅瑕疵担保履行制度 を知らせなくてはいけないよ!」(略しました)
と言う事が書いてあったのだそうです。
そこで、支援センターは今年の3月まで、
下の写真のようなクリアファイルでできた封筒を配りました。
写真は、会社に届いたサンプルです。
だた、ちょっと気になる事が、
『住まいのことで悩んだら、
「住まいダイヤル」に
お気軽にご相談ください。』
「不具合が見つかったけれど、
補修してもらえるのかな・・・」
「お住いの住宅で、
気になることはありませんか?」
という文章です。
これは、少し違うのでは無いのかな〜と思いました。
住まいの事で悩んだら、まずはそのお家をつくった住宅メーカーに相談してください。
それが鉄則です。
何もせずに、揉めても、トラブルも起こっていないのに、
このような紛争処理支援センターに連絡することは、お互いの関係を悪くするだけです。
弁護士との相談も無料でできるとありますが、
いきなり弁護士が出てきたら、私も驚きますよね。
あくまでも私はこの支援センターを「紛争処理」機関と思っていたのですが、
これを真に受けて行動されてしまうと「紛争発動」機関になってしまいます。
お家は、長〜く使っていただくものですし、1棟1棟大工さんや職人さんがつくってくれます。
多少の問題が起きてしまうこともありますが、
ほとんどは簡単な補修で済んでしまいます。
何か心配なことがあった場合には、まずは 「 住宅メーカー 」 に相談してください。
それでも納得がいかない場合に、この「支援センター」に相談するようにしましょうね。